近畿大学 理工学部 応用化学科

応用化学科の研究紹介

応用化学科の教員はそれぞれ異なった最先端の研究を行なっています。各教員の専門分野を合わせますと、化学のほぼ全領域をカバーすることができます。化学は大きく以下の分野に分類することができます。応用化学科において、それぞれの分野で行われている研究の内容について簡単に紹介します。なお、具体的な研究内容については教員紹介のページをご覧下さい。

無機化学分野

全ての元素を研究対象とする分野で、その研究領域は非常に多岐にわたります。金属ナノ粒子を用いた高性能触媒、新しい骨充填材などの生体関連分野、新規可視光応答性光触媒、機能性金属錯体の合成と物性評価、光機能をもったセラミックス薄膜、陽極酸化皮膜を用いた太陽電池、生体分子のセンサー素子などを開発しています。

Chem. Lett. 2012, 41, 1700.            J. Am. Chem. Soc. 2011, 133, 19710.

有機化学分野

CrystEngComm 2012, 14, 4819.

炭素化合物を扱う分野のことを有機化学と言い、応用化学科では様々な機能を有する多種多様な有機化合物が合成されています。例えば、温度変化により色調が変化する物質や、電気によって発光する材料、ポリマーナノチューブという機能性材料の表面を機能化する新規手法の開拓などを行なっています。

Tetrahedron 2011, 67, 9719.          

物理化学分野

化合物の構造、反応、性質などを物理学的な方法で研究する分野です。コンピュータを使った反応機構の予測なども行います。研究内容としましては、適切に組み合わされた半導体材料を用いて光を電気エネルギーへと変換すること、超イオン伝導体を用いたナノ構造の作製、貴金属担持光触媒を用いた新しい有機合成ルートを開発することなどを行なっています。

Nat. Mater. 2006, 5, 782. J. Am. Chem. Soc. 2012, 134, 14526.

高分子化学分野

数多くの原子が結合してできる巨大分子のことを高分子と言います。応用化学科での研究例としましては、環境に優しい有機合成法の開発を目指した、複数の性質を併せ持つ新しい熱応答性高分子を合成しています。また、これまで廃棄されていた植物資源から得られる天然の化合物について、それらを適切に配置して高分子とし、透明かつ耐熱性に優れた材料を合成しています。

Polym. Int. 2011, 60, 1208. J. Polym. Sci. Part A: Polym. Chem. 2013, 51, 298-304.

生物化学分野

生体に良い影響を与える生理物質を合成したり、生体中で作用している物質・作用を利用して機能性材料を創製する分野です。例えば、香り成分の体内動態について分子生物学レベルで研究を行っており、香粧品・医薬品原料等への応用が可能な物質を探索しています。また、生体を構成する基本分子であるアミノ酸から生成するペプチドに関する研究も行なっています。

Tetrahedron 2012, 68, 2007. Tetrahedron 2010, 66, 9659.
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